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柄杓

 

仕覆

柄杓(ひしゃく) とは、湯や水を汲み取るための柄のついた容器です。
点前に用いるものは竹製で、湯水を汲む円筒状の容器の部分を「合(ごう)」といい、合に長い柄を取り付けてあります。
この柄を取り付けた部分が月形になっている「月形(つきがた)」と、柄が合の中まで突き通しになっている「指通(さしとうし)」があります。
月形は、一般の点前に用い、風炉用と炉用があり、風炉用は、合が小さく、柄の端の部分である「切止(きりどめ)」の身の方を斜めに削いであり、炉用は、合が大きく、切止の皮目の方を斜めに削いであります。
指通は、特殊な点前に用い普通は用いません。
柄杓の扱いでは、炉には合を伏せて釜にかけ、風炉には合を仰向けて釜にかけます。
風炉の場合には、柄杓を置く時の扱いが、茶碗を洗うための湯を汲んだ後の「切柄杓」、茶を点てるための湯を汲んだ後の「置柄杓」、水を汲んだ後の「引柄杓」の三通りあります。

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