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呉洲周茂叔香合

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呉須周茂叔香合

呉洲周茂叔香合(ごすしゅうもしゅくこうごう)は、四方入角形の呉須の合子で、やや盛りあがった甲に欄干に肘をついた人物が水面を眺めている姿、側面は宝尽しの変形で七宝と巻物の二種が描かれているものです。
周茂叔(しゅうもしゅく:1017〜1073)は、宋学の開祖で、池の蓮の花を愛して「愛蓮説」(あいれんせつ)を著しましたが、「愛蓮説」を採録した『古文真宝後集』は室町時代の禅林で模本漢文集として愛読されています。
呉州周茂叔香合は、水面にチョボチョボとした点描のあるものと無いものがありますが、この点々を蓮の花に見立て、水面の蓮を眺める人物すなわち周茂叔(しゅうもしゅく)と連想を働かせてこの名があるため、水面に点描のあるものが好まれます。
呉須周茂叔香合は、安政二年(1855)刊『形物香合相撲』では「西二段目四位」に位置します。

『茶道筌蹄』に「葉入角欄干あり人物あり水にチョボゝとしたるものあり蓮に見立たるなり」とあります。

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