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交趾大阿こた香合
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行司・頭取・勧進元 差添・世話人
交趾大阿こた香合(こうちだいのあこだこうごう)は、平たく丸い阿古陀瓜の形の交趾の合子で、身が阿古陀形に彫深く区分され、姥口状に抱えた口に甲盛の蓋が添っているものです。
阿古陀(あこだ)は、南瓜の表面に似た、ほぼ等間隔の湾曲が並列した形の器物の総称で、金冬瓜、紅南瓜とも称される阿古陀瓜の形状に似ているところからこの名があります。
交趾阿古陀香合は、大中小がありますが、番付には阿古陀と名のつくものが五つ、大阿古陀(東二段目十二位)、捻阿古陀(東三段目十五位)、中阿古陀(東三段目十七位)、角阿古陀(東四段目三位)、小阿古陀(東五段目十三位)があり、その他阿古陀形のものに、平柿(四段目八位)、南瓜(四段目十六位)があります。
交趾大阿古陀香合は、安政二年(1855)刊『形物香合相撲』では、「東二段目十二位」に位置します。
交趾大阿古陀香合は、番付頭註に「惣黄」とあり、総黄釉のものを最上としますが稀で、身のみ黄や惣萌黄、花白檀のものが多く、惣紫も伝えられています。
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