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名越三典

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名越三典

名越三典(なごし さんてん)は、享保時代の京都三条釜座の釜師です。
名越三典は、通称を「弥右衛門」(やえもん)、初名を「昌晴」(しょうせい)、剃髪して「浄味」(じょうみ)を号し、享保七年(1722)没します。世に「三典浄味」(さんてんじょうみ)また「足切浄味」(あしきりじょうみ)と称されています。
名越三典の作風は、中荒肌、中小肌などざんぐりしたものが多く、羽落の荒れをみせたものなどがあるといいます。
名越三典は、共箱には浄味と書き、折紙には昌晴と書いてあるといいます。
名越三典は、弟子に下間庄兵衛がいます。

『茶家酔古襍』に「三典 弥右ヱ門、初名昌晴、薙髪して浄味と号す、世に三典浄味と称す、享保七年死す。」とあります。
『茶道筌蹄』に「浄味 先祖を名護屋越前入道善正と云ふ、東山時代也、この後詳ならす、子孫に至て大仏の鐘を製するものを初代浄味と云ふ、其子昌乗斎、其子三典浄味、原叟時代也、これより後は正兵衛代作なり、〓(丸の中に常)初代より今にこの印をもちゆ」とあります。

     
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