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鳳凰風炉

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鳳凰風炉

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鳳凰風炉(ほうおうぶろ)は、風炉の形状のひとつで、唐銅の眉風炉で、側面に鳳凰の文様を鋳出した風炉です。
鳳凰風炉は、本歌は表千家四世江岑宗左の息女が紀州家の家臣へ嫁がれる時に持参した調度の一つとして好まれたもので、唐物薬缶を懸けたと伝えられています。
鳳凰風炉は、後に表千家六世覚々斎原叟が百佗釜を、七世如心斎が累座富士釜を添えています。
鳳凰風炉は、裏千家八世又玄斎一燈宗室が阿波焼で好んでいます。

『茶道筌蹄』に「鳳凰風炉 江岑の息女を紀州の家中某へ嫁せられし時、居間台子のフロに好まれたるもの也、唐物の薬缶を懸る、其後故ありて不縁になり、手道具尽く千家へ返る、如何なるにや風炉のみ千家に伝はり、薬缶はさつまやの所持となる、今浄益にて写を製す、鳳凰の模様は台子フロの鳳凰を全身にしたるもの也、その後原叟百佗をを仕くはせ用ひられてより茶事に用るようになりたり、如心斎は累座富士を製し此フロにもちゆ、灰二文字にノ蒔灰」とあります。

     
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