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算木釜

算木釜

算木釜(さんぎがま)は、茶の湯釜の形状のひとつで、四方釜で、胴に太い横棒紋を鋳出した釜です。
算木釜は、算木手(さんぎで)ともいわれ、紋様が易に使われる卦(け)を表す四角の棒である算木に似ているところからこの名があります。
算木手(さんぎで)は、古玉器の「j」(そう)に倣った方柱形の上下端が円筒状で方柱部の四隅に浮彫りのある宋代の青磁花入などが渡来し、これを日本では易の占いに用いる算木に見立てたものです。
算木手は、釜として作ったのは天明が初めてのようですが、あまり多くみられないようです。
算木釜は、辻与次郎作の大きな口の撫肩の四方尾垂のものが武者小路千家に伝来しています。

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