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鰐口釜
鰐口釜(わにぐちがま)は、茶の湯釜の形状のひとつで、鰐口を側面で二つに切り、鼓面中央の撞座の部分に口をあけ、底を付けた形の釜です。
鰐口は、仏殿や神殿の軒先に吊す、中が空洞の扁平な円形の梵音具(ぼんおんぐ)で、上部に上から吊るすための耳状の取手がふたつあり、下側半分の縁に沿って切り込み状に細い開口部があり、鼓面中央は撞座と呼ばれ、礼拝のとき布で編んだ綱で鼓面を打ち鳴らすもので、切り込み状に口をあけている形状が鰐の口のようであるためこの名があります。
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