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交趾鴨香合

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行司・頭取・勧進元 差添・世話人

交趾鴨香合 根津美術館蔵

交趾鴨香合(こうちかもこうごう)は、首をすくめた鴨の形を模した形の交趾の合子で、大・中・小ある鴨のうちで中鴨となるものです。ただ寸法の差異はやや曖昧で箱書にはまちまちに記されており、数は大が稀で、中、小は割合数が多いといいます。
交趾鴨香合は、安政二年(1855)刊『形物香合相撲』では、「東二段目十三位」に位置します。
交趾鴨香合は、番付頭註に「惣黄」とあり、総黄釉のものを最上としますが稀で、萌黄、紫等が多く、羽根は大鴨同様ほとんどが白檀で、胸毛はあるものとないものがあり胸毛のあるものが珍重されます。
交趾大鴨香合   交趾鴨香合   交趾小鴨香合
交趾大鴨   交趾鴨   交趾小鴨

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