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霊昭女

霊昭女 牡丹籠 手付籠 耳付籠

唐物霊昭女籠花入

霊昭女(れいしょうじょ)は、やや長い目の胴に提げ手がついた唐物籠花入です。
霊昭女の絵に描かれた籠からこの名があります。
「霊昭女」とは、中国唐代の龐居士の娘の霊昭のことで、龐居士に劣らぬ禅学者でしたが、貧しいため竹籠を売って生計を支えていたと言われる人物です。
霊昭女は、古くより禅宗の画題として用いられ、多くは少女が竹籠を下げた姿に描かれています。
『居士分燈録』に「龐居士。諱蘊。字道玄。襄陽人。父任衡陽太守。士建菴修行。於宅西數年。全家得道。後捨菴下舊宅為寺。唐貞元間。用船載家財數萬。縻於洞庭湘右罄溺中流。自是生涯惟一葉。士有妻及一男一女。女名靈照。常鬻竹器。以供朝夕。」、『龐居士語録』に「丹霞天然禪師一日來訪居士。纔到門首。見女子靈照攜一菜籃。霞問曰。居士在否。照放下菜籃。斂手而立。霞又問。居士在否。照提籃便行。霞遂去。」とあります。

     
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