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茶道茶道の道具鳴物 > 木魚

木魚

銅鑼 喚鐘 板木 木魚

木魚

三才図会木魚図 禅林象器箋

木魚(もくぎょ)は、木を彫って魚を模り、叩いて音を出すものをいいます。
木魚は、板を魚の形に彫った魚板(ぎょばん)、魚の形の木材の内部を刳り抜いて空洞とした魚鼓(ぎょく)、木材を中空で口が開いた鈴のような球形に削り魚鱗などを彫った円木魚があります。
木魚は、本来は寺院で用いる鳴物(ならしもの)の一種で、梆(ほう)ともいい、食堂(じきどう)や庫裡に吊り下げ、食事の時を知らせたり、寺僧を集めるための用具として使用され、後に中国明代頃に現在一般的に木魚と呼ばれる二頭の竜もしくは魚が向き合って一つの珠を含み頭と尻尾を接した丸い形の円木魚となって読経の際に叩き鳴らすようになり、円木魚は日本には主に江戸期に黄檗宗と共に伝わりました。

『茶道湯一会集』に「腰懸に客落付たらば、詰、正客へ挨拶して、版木を可打、又は木魚にても同じ」とあります。
天禧四年(1181)序『釋氏要覽』に「揶經云。阿難升講堂。撃犍稚者。此名如來信鼓也(令詳律。但是鐘磬。石板。木板。木魚。砧搥。有聲能集衆者。皆名犍稚也。今寺院木魚者。蓋古人不可以木朴撃之故。創魚象也。又必取張華相魚之名。或取鯨魚一撃蒱勞為之大鳴也)」(増一経に云く、阿難講堂に昇て、犍稚を撃つ者、此の如来の信鼓に名くなり(令律を詳するに、但是れ鐘磬、石板、木板、木魚、砧撾、声有て能く衆を集る者の、皆な犍稚と名く也。今寺院の木魚とは、蓋し古人木朴を以て之れを撃つべからざる故に、魚の象に創る也。また必ず張華相魚の名を取る、或は鯨魚、一たび撃ては蒱労之れが為に大いに鳴るを取るなり。)とあります。
至正二年(1342)刊『勅修百丈清規』に「木魚 齋粥二時長撃二通。普請僧衆長撃一通。普請行者二通。相傳云。魚晝夜常醒。刻木象形撃之。所以警昏惰也。」(木魚 斎粥の二時に長撃二通。普請の僧衆に長撃一通。普請の行者には二通。相傳に云う。魚は昼夜常に醒む。木を刻み形に象り之を撃つ。以て昏惰を警る所也。)とあります。
道光三年(1823)序『百丈清規證義記』に「木魚 圓木魚。念誦用之。相傳謂魚晝夜常醒。刻木象形。念誦撃之。所以警昏惰。抑以齊衆音也。長魚即梆。懸齋堂。二時粥飯。及晩課。厨房撃之。普請出坡鳴三通。(客堂主之)又浴室懸梆。撃法見浴堂規約。然鳴梆。亦諸家有小異。各隨宜改撃。」とあります。
『虚実見聞記』に「木魚、隠元和尚来りて後、曹洞派に打し也、近年増上寺派に打也」とあります。
『和漢三才図会』に「木魚(もくぎょ) 犍雅。三才圖會云、木魚、刻木爲魚形、空其中、敲之有聲、釋氏謂、閣浮提乃巨鰲所載、身常作癢、則鼓其鰭、川山爲之震動、故象其形撃之、此荒唐之説、今釋氏之賛梵唄皆用之。按木魚禪家掛之撃、其魚似鯉形、所謂鰲(音敖魚名)不知何魚也。」(三才図会に云く、木魚は木を刻んで魚の形を為り、其の中を空とし、之れを敲て声有り、釈氏謂らく、閣浮提は乃ち巨なる鰲なり、載せる所の身常に癢(かゆ)きを作し、則ち其の鰭(ひれ)を鼓ては、川山之れの為めに震動す、故に其の形を象って之れを撃つと、此れ荒唐の説なり、今釈氏の賛、梵唄に皆な之れを用う。按ずるに木魚は禅家に之れを掛けて撃つ、其の魚鯉の形に似たり、所謂る鰲(音は敖、魚の名)は何魚と云うを知らざるなり。)とあります。
『搶C教苑清規』に「木魚 齋粥二時長撃二通普請僧衆長撃一通普請行者二通。 (婆沙云有僧違師毀法墮魚身背上一樹風濤搖擺出血苦痛本師渡海魚遂作孽云汝不教我致墮魚報今欲報怨師曰汝名甚麼魚曰某甲師令懺悔復為設水陸追抜夜夢魚曰已脱魚身可將我樹捨寺以親三寶師果見魚樹刻魚形懸掛驚衆)。」(木魚 斎粥の二時に長撃二通。普請の僧衆に長撃一通。普請の行者には二通。婆沙に云く、僧有り、師に違い法を毀して、魚身に堕つ。背上に一樹あり、風涛揺擺すれば、血を出して苦痛す。本師海を渡る。魚遂に撃を作て云く、汝、我を教えず、魚に堕ちて報を致す。今、怨を報ぜんと欲す。師曰く、汝の名は甚麼。魚の曰く、某甲。師、懺悔せしめ、復た為に水陸を設けて追抜す。夜夢に、魚の曰く、已に魚身を脱す。我が樹を将て寺に捨して、以て三宝に親しむべし。師、果して魚樹を見る。魚形を刻んで、懸掛して衆を警す。)とあります。
『禪林象器箋』に「忠曰、巨鼇載山、出乎列子(湯問)。釋氏本無此説。釋氏説世界、有水輪、金輪、風輪而已。且道何經律論。説鼇戴閻浮提哉。然則荒唐之咎。歸于汝矣。大抵腐儒。誣罔如此者不一。又按圖會木魚圖,魚頭尾自相接,其形團圝。今清國僧稱木魚者,作龍二首一身,鱗背兩口相接,銜一枚珠之形,亦空肚團圝。蓋與圖會木魚同,諷唱時專敲之以成節。」(忠曰く、巨鼇山を載くは、列子湯問に出づ。釈氏本に此説無し。釈氏世界説に、水輪、金輪、風輪有るのみ。且く道う、何経律論にか鼇を閻浮提に戴くことを説くや。然らば則ち荒唐の咎か。汝に帰す。大抵は腐儒、誣罔、此の如き者一ならず。また按ずるに図会の木魚図、魚の頭尾の自ずから相い接し、其の形は団欒。今清国の僧の木魚と称するは、龍の二首を一身とし、鱗の背、両口を相い接しめ、一枚の珠を銜むの形に作りし。亦た空肚団欒。蓋し図会の木魚と同じ、諷唱の時、專ら之を敲き以て節を成す。)とあります。

     
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