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高麗茶碗

雲鶴 三島 刷毛目 堅手 粉引 井戸 熊川 呉器 蕎麦 斗々屋 柿の蔕 絵高麗 御所丸 金海 伊羅保 御本 半使 玉子手

茶碗

高麗茶碗(こうらいちゃわん) とは、朝鮮半島で焼かれた茶碗の総称です。
そのほとんどは李朝時代に焼かれたものですが、当時、日本では朝鮮のことを高麗と呼んだため、高麗茶碗と呼ばれました。
高麗茶碗は、元来は朝鮮の人々が日用雑器として使っていたものを、茶人たちの審美眼に依って見い出されて、抹茶碗に見立てられたものです。
千利休の高弟である山上宗二の『山上宗二記』に「惣テ茶碗ハ唐茶碗スタリ、当世ハ高麗茶碗、瀬戸茶碗、今焼ノ茶碗迄也、形(なり)サヘ能候ヘハ数奇道具也」とあるように千利休の時代には高麗茶碗が盛んになります。
このころまでに請来されたものには、「古雲鶴」、「三島」、「刷毛目」、「堅手」、「粉引」、「井戸」、「熊川」、「呉器」、「蕎麦」、「斗々屋」、「柿の蔕」、「絵高麗」などがあります。
慶長年間(1596〜1615)になると、日本の注文によって焼かれた茶碗もあり、「御所丸」、「金海」、「伊羅保」、「彫三島」などがこの時期の注文茶碗ではないかと推測されています。
江戸時代になると、対馬藩が朝鮮釜山の和館内に釜を築き朝鮮の陶工を指導して注文品を焼かせた「御本」があります。他に、「半使」、「玉子手」などがあります。

雲鶴 三島 刷毛目 堅手 粉引 井戸 熊川 呉器 蕎麦 斗々屋 柿の蔕 絵高麗 御所丸 金海 伊羅保 御本 半使 玉子手

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