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繻珍

金襴 緞子 間道  風通 繻珍 天鵞絨 印金 莫臥爾 更紗

仕覆

繻珍(しちん) とは、繻子(しゅす)の地に、数種の絵緯(えぬき)と呼ばれる紋様を織るためだけの緯糸(織物の横幅方向の糸)を用い、紋様を織り出した絹紋織物です。

繻珍の名前は、七色以上の色糸を用いたので七糸緞(しちしたん)と呼ばれたものが転じたといいます。「朱珍」とも書き、「しゅちん」ともいいます。

組織点が少ないため、なめらかで艶があります。五枚繻子のものが多いですが、八枚繻子のものもあります。

中国明代に始まるといわれ、日本には室町時代末に中国から伝わました。

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