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四つ椀利休形 両椀 平椀 壺椀
四つ椀(よつわん)は、懐石家具のうち、「飯椀」、「汁椀」、「平椀」、「壺椀」の四つ揃えの塗椀のことをいいます。
利休形(りきゅうがた)の懐石家具は、宗旦の時代に定められています。
元禄4年(1691)刊『茶道要録』に、初代宗哲が頒布した利休形家具が「利休形諸道具之代付」として掲載されています。
そこには、「吉野椀」、「上り子椀」、「丸椀」、「面桶椀」、「精進椀」の五種があり、それぞれ「飯椀」、「汁椀」、「壷皿(椀)」大小、「平皿(椀)」の揃いで、「面桶椀」以外は二ノ椀も付き、「精進椀」には「楪子」と「豆子」が添っています。
また、飯椀・汁椀の両椀で引入になっていて、身を重ね、蓋をその中へ重ねると四つ重ねに収まる「四重椀」も「四つ椀」と呼ばれています。
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