茶道
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両椀利休形 両椀 平椀 壺椀
両椀(りょうわん)は、懐石家具の「四つ椀」のうち、「飯椀」と「汁椀」とをいいます。
現在、一般的には利休形小丸椀が用いられています。
利休形小丸椀は、黒漆塗が多く、入子になっていて、飯椀が汁椀より少し大きく、身の方を重ね、蓋をその中へ重ねると四つ重ねに収まる「四重椀」になっています。
『茶道筌蹄』に「利休までは尽く朱椀也、利休より黒椀を用ゆ、朱椀も兼用」、「黒塗丸椀 坪平付、大小とも利休」、『嬉遊笑覧』に「黒漆の椀は賤きものにて、田舎にのみ用ひたりしを、宗易(千家)好事に、茶席に用ひたりしより、会席椀と称するものを、ことさらに作ることヽはなれり」とあります。
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