茶道
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帛紗の扱い表千家 裏千家 武者小路千家 帛紗(ふくさ)
は、点前では亭主が茶器や茶杓を拭くのに用いる、方形の布です。八つ折にして懐中し、茶席に入る前に腰に着けます。 大きさは八寸八分×九寸三分(曲尺)が利休形とされます。 仕立て方は、三方縫いで、縫い目のない折りめの一辺を「わさ」といいます。 帛紗の色は、表千家は、男性は紫、女性は朱(緋)、裏千家は、男性は紫、女性は赤、武者小路千家は、男性は紫、女性は朱、を用います。 帛紗のたたみ方表千家- 縫い目のない「わさ」を左にして、人差し指と親指で帛紗の上の両角を持って広げます。
- 左右の手を合わせるようにして、手前に二つ折り(折り目が向うになる)にします。
- 角を右手で持ち、左手を滑らせて端を持ち、折り目を下にして、横にします。
- 更に、これを手前に二つに折ります。
- 前と同じ要領で持ち替えて、四つに畳んだ折り目を下にして横にし、更に手前に八つ折にします。
- 折り目の方を奥及び下にし、ばらばらの方を上及び外の方にして懐中します。
裏千家- 縫い目のない「わさ」を右にして、人差し指と親指で帛紗の上の両角を持って広げます。
- 左右の手を合わせるようにして、向こうに二つ折り(折り目が手前になる)します。
- 両角をそろえて、左手親指を手前に回し、人差し指とで持ち、右手は端にそってしごきながら、横にします。
- 更に、これを向こうに二つに折ります。
- 前と同じ要領で持ち替えて横にし、更に向こうに八つ折にします。
- 左手を持ち替え、右手で折り山を持って、親指を外に他の四指を内に懐中します。
武者小路千家- 縫い目のない「わさ」を右にして、人差し指と親指で帛紗の上の両角を持って広げます。
- 左右の手を合わせるようにして、向こうに二つ折りにします。
- 両角をそろえて、右手親指を手前に回し、角を持ち、人差し指とで端にそって上から下へとすべらせながら移動させ角を持ち、右手と平行にします。
- 更に、これを手前に二つに折ります。
- 前と同じ要領で持ち替えて横にし、更に手前に二つ折りにします。
- 折り目の方を奥及び下にし、ばらばらの方を上及び外の方にして懐中します。
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