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置筒

一重切 二重切 尺八 輪無二重切 置筒 釣舟

竹花入

置筒(おきづつ)は、一重切の釘穴がなく後にも窓を開け左右に柱を残し吹貫にした形をいいます。
吹きぬきになっているところから「吹貫」(ふきぬき)ともいいます。
置筒は、藤村庸軒が利休一重切と同じ姿の花入を作り、その一重切を作り変え、掛(駆)けられぬということから「遅馬」と名付けたのが始まりといいます。『茶道筌蹄』に「置筒 庸軒始り也、千家にては原叟始て製す」、速水宗達(1727〜1809)の文政8年(1825)刊『喫茶指掌編』に「藤村庸軒物数寄にて利休の一重切の姿にて後の釘穴を広く明て置筒となして旅衣と銘したり、会後に前後同様に窓を作しとか」、『生花口伝書』に「一 遅馬の事 藤村庸軒作なり。ある時一重切を切られしに釘穴かけたり。夫故月の輪を切すて置筒に用られし由、されはかけられぬといふ縁語をとりて遅馬とは名付られしと也。」とあります。
庸軒作の置筒には他に、置くという縁語から「露」、凡河内躬恒「心あてに折らばや折らむ初霜のおきまどはせる白菊の花」の歌より「白菊」と名付けられたものなどがあります。
置筒系の竹花入には、「橋杭」、「置尺八」、「稲塚」、「初霜」、「三徳」などがあります。
「橋杭」(はしぐい)は、置筒の花間が、長方形に前後二つあるものです。
「置尺八」(おきしゃくはち)は、表千家七代如心斎好で、尺八と同じ形状ですが逆竹ではなく直竹で、釘穴がなく置いて使うものです。『茶道筌蹄』に「置尺八 如心斎好、スグ竹ふしなし、千家所持銘伏犠」
「稲塚」(いなづか)は、表千家七代如心斎好で、太い竹の根を根節で切り、逆竹にして、上部を花間としたものです。稲藁束の藁塚に似ているところからこの名があるといいます。
「初霜」(はつしも)は、表千家七代如心斎好で、三方に窓が付いたものです。
「三徳」(さんとく)は、裏千家十一世玄々斎好で、置筒を小さくした形に、三つ足があります。掛け、置き、釣りの三つに使い分けられることろから名付けられたといいます。

     
置尺八  稲塚  初霜  三徳

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