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初代庄兵衛
初代庄兵衛 二代庄兵衛 三代庄兵衛
初代庄兵衛(しょうべえ)は、江戸時代中期の釜師です。
初代庄兵衛は、名は政勝(正勝)、名乗りは庄兵衛(荘兵衛)、入道名は詳らかではありません。
初代庄兵衛は、京名越家四代三典浄味の門人で、名工として聞え、三典より後の京名越は庄兵衛の代作といい、のち一家を興し、宝暦年間(1751〜1764)に活躍します。
初代庄兵衛は、芦屋釜を写しが巧みで、肌は中荒肌が多く、焼抜はあまり見当たらないといいます。
初代庄兵衛は、共箱もありますが、箱書きには「釜師庄兵衛」とあるのみといいます。
初代庄兵衛は、弟子に安兵衛、忠八郎の名工があり、忠八郎の独楽形釜が不昧好となっています。
初代庄兵衛は、安永二年(1773)没します。
『茶家酔古襍』に「荘兵ヱ 下間氏、名正勝、上手」とあります。
『茶道筌蹄』に「浄味 先祖を名護屋越前入道善正と云ふ、東山時代也、この後詳ならす、子孫に至て大仏の鐘を製するものを初代浄味と云ふ、其子昌乗斎、其子三典浄味、原叟時代也、これより後は正兵衛代作なり、〓(丸の中に常)初代より今にこの印をもちゆ」とあります。
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