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七官青磁水指

雲鶴  天竜寺 七官

七官青磁水指

七官青磁(しちかんせいじ)は、中国の龍泉窯(りゅうせんよう)で焼かれた青磁の一種で、龍泉窯の衰退期にあたる明末時代から清時代にかけて制作されたものをいい、七官青磁水指はそれらのなかから茶人が水指として見立てたものです。
七官青磁は、透明な青緑色の光沢の強い釉で、概して貫入があるのを特徴とします。
七官青磁の七官の名の由来は諸説あり、明の七官という位の者が請来した、との説が有力とされます。
七官青磁は、青磁三足水指などがあり、これは三足香炉を水指に転用したものです。

『茶道筌蹄』に「青磁類、雲鶴、砧、天龍寺、七官」とあります。

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