茶道　＞ 茶道とは ＞ 茶室 ＞ 水屋 ＞ 武者小路千家の水屋 武者小路千家の水屋 水皿　水屋棚　水屋飾　表千家　裏千家　武者小路千家 武者小路千家の水屋は、水皿（みざら）と、上下二段の棚、左右いずれかの隅に二重の釣棚を設けたものです。他に、引出、開き、ケンドンなどの物入や棚を作りつけたものもあります。 武者小路千家の水屋は、畳の面と同じ高さにした竹の簀子の入った流し（水皿）のまわり三方の壁に高さ一尺一寸の腰板を張り廻らし、左側面に「布巾」「釜据」「釜底洗」を掛ける竹釘を打ち、正面右寄りに「茶筅」「茶巾」を掛ける竹釘を数本打ち、右側面前寄りに「雑巾」を掛ける竹釘を打ちます。 右側柱の下から三尺二三寸のところに「手拭」を掛ける竹釘を打ちます。 右側の壁の高い位置に「座掃」を掛ける鉄釘を打ちます。 下棚（しただな）は、三枚の細長い薄板と二本の細い竹を交互に並べて張った簀棚で、水に濡らす器物を置きます。 上棚（うえだな）は一枚の薄板を張り、水に濡らさない器物を置きます。 ●武者小路千家の水屋飾 水皿 蓋の上に「水漉」と「掻器」を添えた「水壷」を右寄り、「水指」を中央奥寄り、水を張り「茶筅」「茶巾」「黒文字」を入れた「茶巾盥」を左寄り、「建水」を伏せて左前端に掛けて置きます。 腰板 左側面の竹釘に「布巾」「釜据」「釜底洗」、正面右寄りに「茶筅」「茶巾」、右側面前寄りに「雑巾」を掛けます。 下棚 中央に「主茶碗」、その右側に「替茶碗」、左壁付に「柄杓」その右側に「蓋置」「茶巾皿」を置きます。 上棚 釣棚の下に「炭斗」、その次に「菓子器」（主菓子器、干菓子器）、中央近くに「茶器」（茶入、薄茶器）、端に「茶杓」を添えて「三入子茶通箱」を置きます。 上下とも棚の上は、位の重い器を中央に置き、位が軽くなるにつれ端に行くように配置します。 釣棚 上の棚に「水次薬缶」、下の棚に「灰器」など、または上の棚に「香合」「羽箒」、下の棚に「灰器」「灰匙」などを置きます。 右壁 右側壁高くに「座掃」を掛けます。 右柱に「雑巾」を掛けます。 　 　 　 外観 　 間取 　 天井 　 窓 　 　 　 出入口 　 床 　 炉 　 台目構 茶道をお気に入りに追加