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円叔棚

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円叔棚

円叔棚(えんしゅくだな)は、桐地青漆の二本柱で、柱の面取部のみ朱塗の二重棚で、総高一尺五寸七分五厘、天板と地板が円形、中棚が糸巻形で、地板に雲形の鰭板が付き、底に三本の足の付いた小棚です。
円叔棚は、裏千家十三世 圓能斎(えんのうさい)鉄中宗室(てっちゅうそうしつ)と、淡々斎(たんたんさい)の斎号で知られる、裏千家十四世 無限斎(むげんさい)碩叟宗室(せきそうそうしつ)が父子合同で好んだ棚です。
円叔棚は、圓能斎の「円」と、淡々斎の前号の玄句斎宗叔の「叔」をとって名付けたものです。
円叔棚は、天板と地板の円板が圓能斎好み、中板の糸巻形が淡々斎好みです。

     
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