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鬼面風炉
鬼面 朝鮮 琉球 色紙 鳳凰
鬼面風炉(きめんぶろ)は、風炉の形状のひとつで、切合(きりあわせ)で、乳足(ちあし)、鐶付が鬼面で仕付鐶になった風炉です。
鬼面風炉は、中国より渡来した最も古い形といわれ、真正の風炉とされました。
鬼面風炉は、台子(だいす)に用いられ、台子風炉とも呼ばれました。
鬼面風炉は、鉄のものもあります。
『茶道筌蹄』に「金風呂 金フロの始りは唐物鬼面乳足台子風炉也、南浦紹明持渡り崇福寺より大徳寺へ伝来す、後、応仁の乱に焼失す、このフロの鐶付鬼面にあらす、鳳凰のよし、とさかあり、灰は押きり也」とあります。
『和漢茶誌』に「又俗有稱鬼風爐者。或銅鐡爲之。其足如乳故茶人呼乳足。從來人人聞得之。自知爲鬼風爐雅名。語其形則固不異也。三足也。」(また俗に鬼風炉と称する者あり。或は銅、或は鉄で之を為す。其の足乳の如し、故に茶人乳足と呼ぶ。従来人々之を聞得て、自ら知る鬼風炉の雅語なることを。其の形を語すは則ち固より異ならざる也。三つ足也。)とあります。
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