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色紙

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掛軸
色紙(しきし) とは、和歌、俳句、書画などを書く、方形の料紙のことです。
色紙という名前は、元来は染色した紙のことをいいましたが、詩歌などを書く料紙としては、屏風や障子などに詩歌などを書き入れるために染色した紙を押し、これを色紙形と呼んだことに由来するといいます。
色紙には、五色の模様や金銀箔などを散らすものもあります。
色紙の寸法は、大は縦六寸四分に横五寸六分、小は縦六寸に横五寸三分の二種があり、これに準じた方形の料紙をも総称して色紙といっています。
享保19年(1734)刊『本朝世事談綺』に「色紙短尺の寸法は三光院殿(三条西実枝)よりはじまる御説、大は堅六寸四分、小は堅六寸、横大小共に五寸六分」、安永6年(1777)刊『紙譜』には「色紙大小あり、縦大六寸四分、小六寸、横大五寸六分、小五寸三分」とあります。
色紙として最も古いものとしては、藤原定家筆と伝える小倉色紙が伝世しています。
『今井宗久茶湯日記書抜』に「 天文二十四年(1555)十月二日 紹鴎老御会 宗久 宗二 一 イロリ 細クサリ 小霰釜、水二升余入、ツリテ、一 床 定家色紙、天ノ原、下絵に月を絵(書)ク、手水ノ間に巻テ、一槌ノ花入 紫銅無紋、四方盆ニ、水仙生テ、一 円座カタツキ、水サシ イモカシラ 一 シノ 茶ワン 備前メンツウ」とあり、武野紹鴎が始めて掛物に色紙を懸けたとされています。

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