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和物籠鉈籠 桂籠 魚籠 虫籠 宗全籠 蝉籠
和物籠は、唐物籠に対しての名称で、唐物籠に比べザングリとしたことろが好まれています。
会記において、茶席で籠花入が用いられたのは『天王寺屋会記』天文18年(1549)正月9日の徳安の茶会に「なたのさや」とあるのが初出といいます。
和物籠は、利休時代以降多く用いられるようになり、利休好の「鉈鞘籠」「桂川籠」「魚籠」「楓籠」、宗旦好の「虫籠」「栗籠」、宗徧好の「梅津川籠」、宗全好の「宗全籠」「蝉籠」「振々籠」「掛置籠」などがあります。
江戸時代の中期以降好みの籠が数多くなり、表千家の碌々斎好「宮島籠」「大津籠」「飛騨籠」、惺斎好「千鳥籠」「江ノ島サザエ籠」「南紀檜手付籠」、裏千家の竺叟好「唐人笠籠」、又玄斎好「立鼓籠」、不見斎好「若狭籠」、認得斎好「蛇の目筒籠」、不昧好「竹の節籠」、玄々斎好「鶴首籠」「末広籠」、圓能斎好「藤組芋頭」「時雨籠」「花摘籠」、淡々斎好「泉声籠」「宝珠籠」「繭籠」、鵬雲斎好「烏帽子籠」「寿籠」などがあります。
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