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茶室の壁

 

竹中数寄屋大工展

茶室の外壁(そとかべ)は、土壁(つちかべ)が多く、柱を外に見せる真壁(しんかべ)が一般的なため、細い柱にあわせて薄く、しかし堅固に作られています。
茶室の壁は、柱と柱の間に杉の壁貫(かべぬき)を貫通させ、その間に割竹を格子状に細かく編み込む竹小舞(たけこまい)という工法で作られます。
茶室の壁は、壁貫の枠の間に、真竹を幅八分程に背と腹を平らに削いだ桟竹(えつりだけ)を七八寸ほどの間隔で入れて柱や貫に固定し、真竹を幅五分厚さ五厘から一寸に削いだ小舞竹を入れて、麻縄できつく締めますが、小舞竹の端部は固定しません。
茶室の壁は、下地である竹小舞の両側から寸莎(すさ)を混ぜた泥土で荒壁(あらかべ)を塗ったあとに、中塗りをし、上塗りをして仕上げます。しかし、荒壁や中塗りで仕上げとしたり、中塗りのあとかなりの期間を置いてから上塗り仕上げをすることもあります。

     
間取  天井    出入口
     
    台目構  水屋

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