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片引窓
片引窓(かたびきまど)は、窓の開閉の扱いによる名称のひとつで、一枚の建具を横に引いて開閉する窓のことです。
片引窓は、一般的には窓の内側に一筋溝の敷居と鴨居を付け、方立(ほうだて)を立て、一枚の障子を入れ、一方向のみに引き開ける片引障子とします。
片引窓は、風炉先窓では障子を全部開けきることができないものが一般的で、引き込んでも窓の七分程しか開かない窓のことを「七三の窓」(しちさんのまど)、「引き余り窓」などともいいます。
七三の窓(しちさんのまど)は、裏千家の宗旦好み一畳台目本勝手向柱向板向切下座壁床「今日庵」(こんにちあん)では、点前座勝手付の上にある片引窓が、外に洞庫の天井があるために三分程しか光が入らないために、この名があるといいます。
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