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透窓
透窓(すかしまど)は、窓の形状による名称のひとつで、窓に建具を用いないで窓そのものが透しとなっている窓のことです。
透窓は、窓の形式としては多くは下地窓(したじまど)となっています。
透窓は、南禅寺金地院の小堀遠州好み深三畳台目本勝手台目切風炉先床「八窓席」(はっそうのせき)の袖壁、裏千家の七世最々斎竺叟宗室好み五畳本勝手向切下座張壁床「無色軒」の風炉先の袖壁、同十一世玄々斎精中宗室好み六畳逆勝手出炉亭主壁床「溜精軒」(りゅうせいけん)の風炉先の地窓などがあり、「溜精軒」では使い古しの柄杓の柄を組んだ下地窓「杓の柄窓」となっています。
透窓は、壁面の一部を塗り回して、そこに文様などを透かしたものがあり、金沢兼六園の三畳台目本勝手中柱台目切下座床「夕顔亭」(ゆうがおてい)の待合の床の袖壁にほどこされた夕顔(瓢箪)の透かしなどがあります。
透かし窓 八窓席 無色軒 溜精軒 茶室
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