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八炉
八炉(はちろ)とは、茶室の炉の切り方の八種類の総称で、隅炉本勝手、隅炉逆勝手、向切本勝手、向切逆勝手、台目切本勝手、台目切逆勝手、四畳半本勝手、四畳半逆勝手の八種類をいいます。
炉の切り方には、客座との関係で、本勝手(ほんがって)と逆勝手(ぎゃくがって)があります。
本勝手とは、点前座に座る亭主の右側に客が着座する構えをいいます。
本勝手は、右勝手(みぎかって)、順勝手(じゅんがって)、左構(ひだりかまえ)などともいいます。
逆勝手とは、点前座に座る亭主の左側に客が着座する構えをいいます。
逆勝手は、左勝手(ひだりかって)、非勝手(ひがって)、右構(みぎかまえ)などともいいます。
八炉は、四畳半切、台目切、向切、隅炉にそれぞれ本勝手と逆勝手があるとし、これらを合わせると八通りの炉の切り方があり得るので、「茶道八炉」と唱えられていますが、実際には本勝手が普通で、表千家と武者小路千家では、逆勝手の炉は向切に限られます。
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