茶道 ＞ 茶道とは ＞ 茶室 ＞ 床 ＞ 袋床 袋床 　 袋床（ふくろどこ）とは、床の間の形式のひとつで、床の前面の一方に小柱や竹や方立（ほうだて）などを落掛（おとしがけ）の下まで立て、袖壁（そでかべ）をつけた床の間のことです。 袋床は、床の間口よりも床の奥が広くなっているため、床の内部が袋のようになるために、この名があります。 袋床は、袖壁に下地窓（したじまど）を開けたものが多くあります。 袋床は、軸釘（じくくぎ）、中釘（なかくぎ）とも、大平壁（おおひらかべ）の幅の中心線上に取り付けます。 袋床は、京都嵯峨野にある竹内栖鳳記念館「霞中庵」（かちゅうあん）があります。 『石州三百ヶ條』に「袋床の事　袋床は、床柱の脇へ押込候を袋床と云也、墨跡かけ候には、向の壁の真中にかけ、前のまん中には構ひ不申候、向の角柱をぬり隠候、ぬりまはし床といふ、天井まてぬりかくし候をほら床と云なり」とあります。 　 　 　 外観 　 間取 　 天井 　 窓 　 　 　 出入口 　 炉 　 台目構 　 水屋 茶道をお気に入りに追加