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板床
板床(いたどこ)とは、床の間の形式のひとつで、床框(とこがまち)を入れ、床面には畳の替りに框の上面と同じ高さに地板を入れた床の間のことです。
板床は、床の間の床に張る地板を「床板」(とこいた)といい、床板には赤松、欅(ケヤキ)、栃(トチ)、柞(イスノキ)などが用いられます。
『石州三百ヶ條』に「板床の事 式正の座敷にも板床はあるものなれとも、数寄屋の板床は侘の躰なり、板床に道具置候事、床の真中より少向へよせて置物なり、花入置に薄板なしに直に置也、薄板は水のこほれ候ために用るなれは板床には不用」とあります。
『不白筆記』に「板床 利休、是は下た畳の所を板也、奥へ深きは悪し」とあります。
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