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正午の茶事
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正午の茶事(しょうごのちゃじ)とは、正午頃を席入とする茶事のことをいいます。 一年を通じて行われますが、炉正午の茶事が最も正式な茶事とされています。
茶会の招きを受けると、「前礼」といい招かれた相手先に挨拶し、当日は「寄付」に集り、客が揃うと案内をうけ「外待合」に通り、亭主の「迎付」を受け「蹲踞」で手水をつかい席入したあと、炉の正午の茶事では、初炭、懐石、そのあと菓子が出て初座は終わり、中立となり、銅鑼の合図で再び席入(後入)し、濃茶、後炭と続き、そのあと薄茶が出て後座は終り、客は退出するという、二刻(4時間)にわたる茶事です。
風炉の正午の茶事では、懐石、初炭、菓子、中立、濃茶、後炭、薄茶の順となります。 『茶道筌蹄』に「昼 利休居士の時代までは二食なり、巳の刻頃を昼飯といひ、晡時を夕飯といふ、夫故昼の茶の湯といへば、巳の刻時分をいふ、当時一日に三食なるゆへ、昼の茶といふは、午時のごとくなりぬ」とあり、千利休の時代までは一日二食だったので昼の茶といえば午前10時頃をいったが、今は一日三食になったので、昼の茶といえば正午頃になったとあります。
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