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朝茶

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外腰掛

朝茶(あさちゃ) とは、風炉の時期において、夏の早朝に催される茶事のことです。朝会ともいいます。
午前6時頃からはじめられ、席入、初炭、懐石、中立、濃茶、続き薄茶の順に進められます。
懐石は、向付に生魚をさけ、焼物を省いた一汁二菜が一般的で、替わりに香の物に青竹の箸を添えた鉢が早くに出ます。朝からは新鮮な魚が手に入らなかったためといわれます。
明和8年(1771)刊『茶道早合点』に「古茶の湯と云は、定りて朝の事なり」とあるように、利休の頃までの茶会は、季節を問わず朝会が中心で、朝茶が酷暑の頃のものにとなったのは宗旦以後の元禄・享保の時代といわれます。
『貞要集』に「朝会と約束のときは、七ツ時分に支度をして可参、道の程遠近を考、七ツ過に待合へ可入、客揃候へば亭主迎に出、七ツ過に座入可有、極寒時分は、下火を多入置釜を揚、下火をひろげて、炉辺に寄申様にと挨拶有之也、路次に水を打不申、燈籠迎暗燈とうしんも短ク数三筋計、宵より待たる体に仕なし、あかつき方あかりのすごく無之様に仕候、小座敷の内は木地の暗燈出し申候、是は夜明て取入る時に、やすらかに有之故也、時分を見合、夜の内に炭を致候、ほのぼのと明る時分、路地の石燈籠、又は釣燈籠の火も消申節、替戸を取、圍の内暗燈を取入、膳を出し申候、古来は右の時分を第一に仕、朝会はやり申候、当代は朝会といへども夜明て路次入、五ツ時会席を出シ、此時は中立に水打申候、それも極寒の節は心得可有、風炉の茶湯には、朝会にても初後ともに水打申候、其外常の作法に替る事なし」とあり、昔は暁会という言葉はなく、朝会とのみの案内の時は、暁七ツ時分(日の出の2時間前頃。およそ冬至では午前4時頃、夏至では午前2時半頃)に夜を込めて行くのが一般的だったといいます。

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