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通口

茶道口 給仕口 方立口 火燈口 袴腰 通口 釣襖 貴人口 躙口

通口 大徳寺真珠庵 庭玉軒

通口(かよいぐち)は、茶道口に用いられる出入口の形式のひとつで、給仕口を茶道口と並べて引違いの襖を立てたもので、点前畳の方を開ければ茶道口、客畳に近い方を開ければ給仕口となります。
通口は、通常は給仕口のことをいいますが、古くは茶道口と給仕口、また両者を兼用した二枚襖の出入口も呼んだといいます。
通口に立てる襖(ふすま)は、一般に縁のない太鼓張(たいこばり)の襖で、引手は切引手(きりひきて)になっています。
通口は、大徳寺真珠庵庭玉軒や建仁寺東陽坊などがあります。

『茶道筌蹄』に「勝手口 ホタテ口と火燈口は勝手口にかぎる、火燈口ぬり廻しは勝手口と通ひ口と両様なり、席により釣ふすまもあり、古風には引違ふすまにて勝手口とかよひ口と兼用るもあり、堺鹽穴寺に利休このみの二畳台目あり、引違ひなり、はら口付られぬ故なり」とあります。

     
外観  間取  天井 
     
    台目構   水屋

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