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描表具

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描表具
描表具(かきひょうぐ)とは、掛物の本紙の廻りの裂地を用いて表装する部分を、本紙と同じ材料にして、本紙と一体として絵で描いた形式のことをいいます。
描表具は、絵表具(えひょうぐ)ともいいます。
描表具は、鎌倉時代から南北朝時代にかけての密教仏画に多く用いられています。
描表具は、江戸時代になって大津絵の仏画などに用いられるようになり、江戸中期からは円山派や江戸狩野派により仏画ではないものが描かれており、酒井抱一をはじめとする江戸琳派によって趣向を凝らした多彩な作品が描かれています。

『嬉遊笑覧』に「大津絵は伝へていふ、岩佐又兵衛が画き始たりとて、それが子孫めかして又平久吉などゝ落款したる画も有、たしかならぬこと也、其画法は信貴山玉蔵院に明兆が地蔵〓の絵を絵表具にして十戒図をかきたるは、海北忠左衛門藤原某とかあり、これ今の大津絵にひとし」とあります。

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