茶道
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上り子椀(あがりこわん)は、端反りの落込み蓋で、底は高台の付いた塗椀です。
ただ、平皿(椀)のみ碁笥底、壺皿(椀)のみ被せ蓋となっています。しかし、壺皿(椀)でも落込み蓋のものもあるといいます。
会記での初見は『神屋宗湛日記献立』慶長2年(1597)2月25日納屋宗薫会で、それ以降、それまでの主流だった「鉢の子椀」に代わって頻出するようになるといいます。
元禄4年(1691)刊『茶道要録』に「利休形諸道具之代付」として「上り子椀但シ三人前 十八銭目。替汁椀但シ一組 三銭目。二ノ椀 九銭目。大壺皿蓋共 同前。小壺同 同前。平皿同 同前。」とあり、弘化4年(1847)刊『茶道筌蹄』に「黒塗上り子椀 利休形、坪は外蓋又内蓋もあり、平内蓋」とあります。
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