茶道
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菓子椀(かしわん)は、朱塗で縁金のやや低目の蓋付の塗椀です。
菓子椀は、最も正式な菓子器とされていますが、料理椀としても用いられています。
菓子椀は、菓子器として用いるときには、一椀ごとに杉楊枝と黒文字を箸一膳として添えます。
菓子椀は、元禄4年(1691)刊『茶道要録』の「利休形諸道具之代付」には載っていません。
弘化4年(1847)刊『茶道筌蹄』に「菓子椀 朱黒ツバメ利休形、烹物ワンにかりもちゆ」、嘉永4年(1851)刊『茶式湖月抄』にも載っていません。
畑 銀鶏(1790〜1870)撰『浪花襍誌 街迺噂』に「江戸通用の吸物椀に同く、大ぶりにて深みあり、色は内外あらひ朱にてぬる、料理種はくさぐさなれども、先は切身、かまぼこ、ゑび、椎茸、松茸、麩、ゆば、菜、せりの類也、江戸の種と同じ」とあります。
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