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口造
輪口 立口 甑口 繰口 十王口 鮟鱇口 矢筈口 姥口 田口 広口 皆口 四方口 輪花口 二口
口造(くちづくり)とは、釜の口縁の形状のことです。
口造は、単に「口」とも呼ばれ、「口作」とも書きます。
口造は、ほとんどが丸い口の「輪口」で、立ち上がった輪口を「立口」、それよりも口が高いものを「甑口」、口の立ち上がりが内側に繰れたものを「繰口」、口が上方に開いたものを「十王口」などというように名付けていますが、丸い口のほかに、三角、四角、六角などや、口が二つあるものなどもあります。
口造は、蘆屋や天命など古作の釜はほとんど円形ですが、時代が下ると変形のものが造られるようになります。
口造の種類には、「輪口」(わぐち)、「立口」(たちくち)、「甑口」(こしきぐち)、「繰口」(くりくち)、「十王口」(じゅうおうぐち)、「鮟鱇口」(あんこうぐち)、「矢筈口」(やはずぐち)、「姥口」(うばぐち)、「田口」(たぐち)、「広口」(ひろくち)、「皆口」(みなくち)、「四方口」(よほうぐち)、「輪花口」(りんかぐち)、「二口」(ふたくち)などがあります。
『茶道筌蹄』に「ウバ口 口作り老女のくちに似たるゆへ云ふ」「十王口 輪口の上の少し開くを云ふ、十王の冠の形に似たるゆへ名く」とあります。
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田口 | |
広口 | |
皆口 |
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輪花口 | |
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