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盆
高坏 盆 振出
盆（ぼん）は、古くは盤（ばん）と称されていたもので、縁が浅くて平たい器をいいます。
盆は、形状としては、丸、輪花（りんか）、四方、八角、十二角などいろいろあります。
盆は、青貝盆（あおがいぼん）、堆黄（ついおう）、堆朱（ついしゅ）、堆黒（ついこく）、存星（ぞんせい）、紅花緑葉（こうかりょくよう）、独楽盆、矢筈盆、鎌倉彫、漆絵、蒔絵、根来（ねごろ）、一閑、張貫盆（はりぬきぼん）などがあります。
盆は、金属器では、砂張（さはり）、モール、南鐐（なんりょう）、唐銅（からかね）などがあります。
『茶道筌蹄』に「惣菓子盆。一閑四方 へぎ目あるは元伯好、へぎめなきは宗全好。砂張盆 南蛮、朝鮮。三脚盆 利休形、朱畳付黒。八角盆 朱ぬり黒つはめは如心斎好、唐物写しなり。菊絵硯蓋 桐木地錫縁、菊の絵、花胡蝶、葉紺青、宗全このみ。八角菊絵 桐木地、金粉にて菊の絵、錫縁、了々斎このみ」とあります。
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