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天鵞絨金襴 緞子 間道 錦 風通 繻珍 天鵞絨 印金 莫臥爾 更紗 天鵞絨(びろうど)
とは、経(縦方向)または緯(横方向)に針金を織り込み、織上がった後にその針金を引抜き、輪奈(わな:ループ)にしたり、輪奈を断ち切り毛羽を出したりした、滑らかで光沢のある織物のことです。 天鵞絨の名前は、ポルトガル語の「veludo(ビロード)」に由来するとされます。 ビロードは、13世紀のイタリアが発祥とされ、日本には南蛮貿易でポルトガルから伝来します。 正徳2年(1712)頃に成った寺島良安の『和漢三才図会』に「天鵞絨は阿蘭陀・広東・東京・福建、皆之を出す。蓋し絨(音は戎)は練り熟たる絲なり。純黒、純白、柳条筋、その美、光沢、天鵞(はくちょう)の翼に似たる故に名く。」とあります。 茶道をお気に入りに追加 |