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大和葺

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大和葺

大和葺(やまとぶき)は、杉皮と竹で葺いた屋根です。
大和葺は、杉皮葺の上に杉皮を押さえるために青竹を並べて蕨縄で男結びに結わえます。
大和葺は、野趣のある屋根で、腰掛、中門などに用いられています。
大和葺は、勾配は一尺行って四寸五分上がる四寸五分勾配に葺かれます。

『築山庭造伝』に「宿り腰掛に門抔の建物に貫穴或ハ柱石抔を用る時ハ大工方の仕事と知べし、又蔵込の柱或ハ縄がらミの建物此部ハ庭方の仕事の部と知べし、蔵込柱縄からミの建物なれバ屋根葺事も庭方の仕事なりけり、目に云屋根の葺方種々あり、大和葺(杉皮也)茅葺(茅藁等也)種葺(綿種也)笹葺(小笹也)草葺(岩蓮花片檜葉、岩檜葉等也、岩梨子)草葺は一種にて葺もあり、種々取あわせてふくも有なり、此葺方ハ下地を種葺にしておくなり、種葺ハ下地を赤土にてならし置て其上へ綿種を薄く平し扣き付るなり、軒まハりも同様なるべし。」とあります。

     
間取  天井    出入口
     
    台目構  水屋

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