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西村道爺

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西村道爺作 鶴首釜 徴古館蔵

西村道爺(にしむら どうや)は、京都三条釜座に住し、表千家七世 如心斎宗左(1705〜1751)の頃に活躍した釜師です。
西村道爺は、西村家三代道也の子で、西村家四代とされています。
西村道爺は、名は知義、通称は弥三右衛門、号を道爺と名乗り、原叟時代から如心斎時代の名工とされます。
西村道爺は、西村家で代々「道や(弥・也・爺)」を名乗ったところから、俗に「ててどうや」と呼ばれます。
西村道爺は、子がなく、二代道弥からこの四代道爺までが千家出入の釜師となっています。
西村道爺は、原叟好みの百佗釜、達磨釜、如心斎好みの富士釜、累座釜などがあります。
西村道爺の釜は、釜肌は荒肌が主で、落ち着いた作振りといいます。

『茶家酔古襍』に「道爺 弥三右エ門、名知義、如心斎時代、上手、達磨堂、富士、累座 口薄ルイサ」とあります。
『茶道筌蹄』に「道爺 道也の子也、彌三右エ門と云ふ、原叟の時代より如心斎へかヽる、百佗達磨堂は原叟このみ、累座富士は如心斎このみなり」とあります。

     
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