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南蛮縄簾水指
縄簾 冬寒 芋頭 朝鮮 〆切 海老手 不識 切溜 内渋 半練 甕蓋 擂盆
縄簾(なわすだれ)は、南蛮物の一で、胴部に縦または斜めに平行な櫛目が密に施された櫛描文(くしがきもん)があるものをいいます。
縄簾は、櫛状の道具で縄をいく筋も垂らしてすだれとした縄簾を思わせる文様をつけているところからこの名があるといいます。
縄簾は、代表的な形状として、平底の太い円筒形で、蓋を括り付けるためか口廻りが絞るように削り取られています。
縄簾は、安南(ベトナム)北部で作られたものとされ、鉄分の多い細やかな土で、全面が茶色一色に焼き上がり景色のない物が多く、水指や建水などに見立てられています。
縄簾は、櫛目が横に波状に入っているものは別に「横縄」(よこなわ)ともいいます。
『茶道筌蹄』に「縄簾、横縄、竪縄」とあります。
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