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南蛮〆切水指
縄簾 冬寒 芋頭 朝鮮 〆切 海老手 不識 切溜 内渋 半練 甕蓋 擂盆
〆切(しめきり)は、南蛮物の一で、水指や建水などにみられる焼締の無釉陶で、外廻りの肌に削り目を廻して細かい糸目状の沈線が深く施されたものをいいます。
〆切は、器形は数種あるようで、口と底ともに広く口部を絞って折り返した平たい口縁が付いたもの、耳付の芋頭形のもの、耳付の瓢箪形のものなどがあるといいます。
〆切は、「占切」とも書き「占切手」ともいい、箱に一緒に「糸目」と箱書されていることが多くあり、江戸時代にはすでに占切手を糸目とも称しています。
〆切は、天文十一年(1542)武野紹鴎が占切水指を用いたのが土物の南蛮物の初出といいます。
『茶道筌蹄』に「〆切 南蛮物横筋」とあります。
『松屋会記』天文十一年(1542)四月三日堺紹鴎会に「真釜 占切水指 ホウノサキ 台天目」とあります。
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