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末広棚
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末広棚(すえひろだな)は、檜扇(ひおうぎ)を模した棚で、桐木地の一本柱、天板と地板が扇形で、天板の扇の先の両端から紫の飾り紐を垂らし、扇を閉じた形の柱が扇の要の位置に立ち、地板に四つの低い足がついた小棚です。
末広棚は、武者小路千家十二世 愈好斎(ゆこうさい)聴松宗守(ちょうしょうそうしゅ)が好んだ棚です。
末広棚は、武者小路千家十三世 有隣斎(うりんさい)が、天板と地板に金砂子を振り、飾り紐を赤にしたものを好んでいます。
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