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朝顔釘

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朝顔釘

朝顔釘(あさがおくぎ)とは、床の間の袖壁にある下地窓などに、朝顔などの蔓物を生ける花入を掛けるために打つ折釘のことです。
朝顔釘は、釘の先が割れて両側に開くようになっている割足釘(わりあしくぎ)で、下地の葭の間に入れた竹を打ち抜いて、外れないように割足先を両側に開いて固定するようになっています。

『石州三百ヶ條』に「床に懸物かけ、又窓に花入置候事 床に懸物かけ、又、床の下地窓のゑつりに折釘を打、花入も懸る也、切々の客なとには如比致す也、又、床柱に落掛より七寸五分程下に釘を打かくる也、是はかけ燈たいをかける釘也、然共、長き花入又は藤、れんぎようなとの長き花を入る時は、右の釘にかくる事有之」とあります。

     
外観   間取   天井  
     
出入口     台目構   水屋

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