茶道
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歩き方 畳の縁や敷居は踏まぬようにします。 表千家 畳一畳を約六足で、半畳は三足で、足幅だけ前へ進めるつもりで歩きます。何ももたない時は両手は自然に前へ垂れるようにします。目の位置は、真直ぐ前方より、ややさがったところです。 席中に入るには、左足から入ります。 裏千家 畳一畳を約五歩(自然な歩幅)で歩きます。腰を据え、下腹に力を入れて真直ぐに立ち、あごを引き加減に前方を見ます。手は、男性の場合は、親指と人差し指の先を合わせ少し丸みをもたせて脇に下ろします。女性の場合は、指を揃えて自然に正面に下ろします。一足ごとにつま先を軽く上げ気味に、かかとは畳からあまり離さないように歩きます。 席中に入るには、右足から入り、出るときは左足で出ます。 武者小路千家 畳一畳を六歩で歩くように心がけます。また畳の中心線をはさむように、すぐ両側を歩きます。重心を一方の足から他方の足へ移とき、たとえば右足を踏み出すとき、左足に重心が残っている間は出した右足の爪先が少しうきぎみに、重心をしだいに右足に移すにつれて右爪先は下がり、同時に左かかとが浮きます。次に重心を右足にもたせ、左足を前に進め、右足の真横を通るとき、一瞬は足のうらが畳に平らにつき、続いて前に出るに従って左爪先が浮きます。この動作を繰り返すことにより、なめらかな歩き方ができてきます。
席中に入るには、柱付きの足から入ります。退出するときは、一定の決まりはありません。 ※
柱付の足から入ることによって、上体が客の方に向くためです。ですから茶室によって左右どちらの足から入るかは変ります。次のページへ 1/2/3/4/5/6/7/8/9/10 - 座り方・立ち方
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- 襖の開け方・閉め方
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- 席入りの仕方
- 床・釜の拝見の仕方
- 扇子の置き方
- お菓子のいただき方
- 薄茶のいただき方
- 茶器・茶杓の拝見の仕方
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