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葡萄棚水指
芋頭 雲堂 竹絵 葡萄棚 手桶 桶側 桜川 葡萄絵
葡萄棚(ぶどうだな)とは、古染付形物水指の一で、八角に面取りされた胴に葡萄棚と蔓葡萄が描かれたものをいい、共蓋が約束となっています。
葡萄棚は、肩がなく胴の中程から胴裾にかけて膨らんだ丸みのある胴を八角に面取りし、八角の各稜に柱を、上部横斜めに棚組を描き、その葡萄棚に葡萄の蔓が絡んだ姿で、葡萄の樹、葉、実を配したもので、獣形のつまみの付いた八角形の掬蓋(すくいぶた)が添っています。
葡萄棚は、南蛮芋頭水指を日本の茶人が中国に注文したものといわれ、初期のものと思われる「天啓年(1621〜1627)造」の銘のあるものは、面取されていない芋頭風の形で、葡萄の蔓が葡萄棚に絡む姿を文人画風に描いたものがあります。
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