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曾呂利
桃尻 桃底 曾呂利 鶴首 鶴一声 角木 蕪無 下蕪 中蕪 把綿 経筒 槌 薄端 釣船 柑子口 桔梗口 砂張
曾呂利(そろり)は、古銅花入の一種で、文様がなく、細口で、耳がなく、首が細長く、肩がなく、下部がゆるやかに膨らんだ姿の、輪高台のものをいいます。
曾呂利は、「ぞろり」ともいい、「座露吏」「坐露吏」とも書きます。
曾呂利は、全体に「ぞろり」とした姿なのでこの名が出たといいます。
曾呂利は、細口で輪高台のあるものをいい、細口で輪高台のないものは桃底というといいます。
『山上宗二記』に「一 そろり 関白様に在、けいしょうの盆、昔紹鴎所持、天下無双の名物也、但コトウの無文なる花入也。紹鴎。一 そろり 京の帯屋宗甫に在、是もコトウの無文なる花入也、次の名物也、四方盆に居る。一 そろり 京の施薬院并曲庵両人も所持也、四方盆に居る。右之外そろり七つ八つ数在、是は何もぬるき物にて候。」とあります。
『南方録』には「ソロリ合子獅子ノ飾」に「名物ノ五道具ハ二具アリシト云々」として「杓立 ソロリ、柑子口」とあり、杓立として用いられています。
会記においては、『今井宗久茶湯日記抜書』の永禄元年(1558)9月9日の松永久秀会に「一、床ソロリ 白菊生テ」とみえます。
『茶道筌蹄』に「一、ゾロリ 細口輪香台。一、桃底 細口輪香台なし。」とあります。
『和漢茶誌』に「一 坐露吏 無紋胡銅漢器也宗易名之」(一、坐露吏 無紋胡銅の漢器なり、宗易これを名く)とあります。
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桃尻 | |
桃底 | |
曾呂利 | |
鶴首 |
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鶴一声 | |
角木 | |
蕪無 | |
下無 |
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中無 | |
把綿 | |
経筒 | |
槌 |
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薄端 | |
釣船 | |
柑子口 | |
桔梗口 |
胡銅 唐銅 花生 花瓶
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