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茶室の畳
京畳 丸畳 半畳 台目畳 点前座 客座 炉畳
茶室の畳(たたみ)は、炉の大きさや道具が京畳きょうだたみ)の大きさに合わせて決められ、置き合せも京畳の目数が基準とされているところから、通常は京畳が使用されます。
茶室の畳は、大きさにより、丸畳(まるだたみ)、半畳(はんだたみ)、台目畳(だいめだたみ)の三種類があります。
茶室の畳は、その用途により、点前畳(てまえだたみ)、貴人畳(きじんただみ)、客畳(きゃくだたみ)、踏込畳(ふみこみだたみ)、通畳(かよいだたみ)、炉畳(ろだたみ)などがあります。
畳は、亭主が点前をする点前座(てまえざ)と客が座る客座(きゃくざ)とからなり、点前座の畳を点前畳(てまえだたみ)、客座の畳を客畳(きゃくだたみ)といいます。
点前座は、畳一畳の大きさの丸畳(まるだたみ)か、畳一畳の四分の三の長さの台目畳(だいめだたみ)の大きさに限られます。
客座は、何畳であってもかまいません。
この点前座と客座に、どのように炉を切るかで、茶室の基本的な平面構成が決まります。
茶室の畳にはそれぞれ用途があり、名前が付けられています。
点前畳(てまえだたみ)は、亭主が点前をする畳です。道具畳(どうぐだたみ)、亭主畳(ていしゅだたみ)ともいいます。
貴人畳(きじんただみ)は、特に身分の高い客が座る畳です。床前畳(とこまえだたみ)ともいいます。普通は座るのを遠慮します。
客畳(きゃくだたみ)は、客の座る畳です。
踏込畳(ふみこみだたみ)は、茶道口から茶室に入ることろの畳です。
通畳(かよいだたみ)は、踏込畳と客畳のあいだに敷かれる畳です。通路などになる部分で、通常は人が座ることはありません。
炉畳(ろだたみ)は、炉の切ってある畳です。
また、板畳(いただたみ)といって、板を入れることにより、畳の増減だけではできない微妙な広さの調節をすることもあります。
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