茶道茶道とは茶室間取 > 炉畳

炉畳

京畳 丸畳 半畳 台目畳 点前座 客座 炉畳

炉畳

炉畳(ろだたみ)とは、炉を設えるために炉の大きさだけ切り取った畳のことをいいます。
炉畳は、「鍵畳」(かぎだたみ)ともいいます。
炉畳は、千家流では点前畳の畳縁と炉畳の炉縁に接する畳縁が平行になるように炉の向う側に畳縁を付けます。
炉畳は、藪内流などのように点前畳の畳縁と直角になるように畳縁を付ける流儀もあります。
炉畳は、千家流では広間などで丸畳を半畳二枚に割って炉を切る場合もあります。
炉畳で、炉の切ってある部分に入れる小畳を「炉蓋畳」(ろぶたたたみ)といい、炉を使わない時の蓋として用います。
四畳半替畳

炉畳は、季節により畳を替えます。夏は風炉を使うため炉畳は通常の畳と交換しますが、取り替える畳を「替畳」(かえだたみ)といいます。
替畳(かえだたみ)は、四畳半の場合は、半畳の炉畳を取り除き丸畳の「通畳」(かよいだたみ)とし、半畳を踏込畳とします。
通畳(かよいだたみ)は、踏込畳と客畳のあいだに敷かれる畳です。通路などになる部分で、通常は人が座ることはありません。

『貞要集』に「廿八 畳敷様の事。一、畳にさし表さし裏有、床畳は床縁にさい表成申候様に敷申候、道具畳大目ぬめ敷居の際は、水指置合るに畳の目数に合る也、畳縁曲り柱ぬめ敷居際まで、一分二分幅狭く成ても、丸目を見申候様に畳屋へ好可申候、畳の縁半目に懸らぬやうに致候、総て床形に丸一畳を見申候様に敷申候、四畳半敷様は、床畳、客畳、踏込畳、道具畳、炉畳は半畳に切申候、然共床の付様によりて、半畳を勝手口に敷、丸一畳に炉切申事あり、それは床前丸畳を見申候様に敷申故也、風炉にはいつとても半畳を勝手口に敷申事也、又四畳半の畳敷様、畳の藺筋、客畳と道具畳の縁へ真直に通り候様に、炉如法切也、炉際の畳は、縁道具畳の向の縁ち際に付也、藺筋客畳道具畳と見通す也、畳縁は幅七分也」とあります。

     
外観  天井    出入口
     
    台目構  水屋

茶道をお気に入りに追加