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丸畳

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丸畳

丸畳(まるだたみ)は、一畳の広さをもつ畳のことで、台目畳や半畳に対しての言葉です。
丸畳は、京畳では長さ六尺三寸、幅三尺一寸五分(1909×955o)の畳です。
丸畳の目は、目幅の一部が畳縁の下に隠れたものを「半目」(はんめ)、隠れずに全部出ているものを「丸目」(まるめ)といいます。
丸畳の目数(めかず)は、縁内丸目六十四目のものが正式とされますが、現在は機械化のため出回っている畳の多くが縁内六十三目半で、縁際の一方が半目になります。

『茶道筌蹄』に「畳 六尺三寸にかぎる、京間は厚さ一寸七分、大阪は一寸八分」とあります。
『貞要集』に「廿八 畳敷様の事。一、畳にさし表さし裏有、床畳は床縁にさい表成申候様に敷申候、道具畳大目ぬめ敷居の際は、水指置合るに畳の目数に合る也、畳縁曲り柱ぬめ敷居際まで、一分二分幅狭く成ても、丸目を見申候様に畳屋へ好可申候、畳の縁半目に懸らぬやうに致候、総て床形に丸一畳を見申候様に敷申候、四畳半敷様は、床畳、客畳、踏込畳、道具畳、炉畳は半畳に切申候、然共床の付様によりて、半畳を勝手口に敷、丸一畳に炉切申事あり、それは床前丸畳を見申候様に敷申故也、風炉にはいつとても半畳を勝手口に敷申事也、又四畳半の畳敷様、畳の藺筋、客畳と道具畳の縁へ真直に通り候様に、炉如法切也、炉際の畳は、縁道具畳の向の縁ち際に付也、藺筋客畳道具畳と見通す也、畳縁は幅七分也」とあります。
『槐記』に「畳に本末と云ことあり、多は人の知らぬもの也、本末を吟味して敷たるたヽみは少なき者也、気を付けて見るべしと仰られしが、真になきもの也 畳のぬひ出しの方を本とす、目もろくにして、ねじれもなし、ぬひさきは何としても目も半にかヽり、ねじれある故に、炉のきは本の方を敷かねば、じだらくなるもの也と仰らる、十四日参候、畳に本末と云ことありと仰られしを再び窺ふ、仰に、ぬひ出しの所は、きはも正く、目通りも正し、是を本とす、それなりに推出していで、向の方はなり次第にヘリをつくる故に、目通りもなにとしても正しからず、ねじれもあるもの也と仰らる」とあります。

     
外観  天井    出入口
     
    台目構  水屋

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